中高6年間の教育を通じて、将来どのような場所・場面においても、輝き、翔ばたくことができる女性を育てること、それこそが本校の伝統に沿った教育の使命であると考えています。
2012年からアクティブボード587proシステムの導入開始。現在は4台を特定のフロアに割り振って、中学校と高校、それぞれで使用しています。
導入事例
導入製品
アクティブボード587proシステム
導入のきっかけ
3年前のICT補助金をきっかけに検討開始。ペン追随性の速さや、アプリケーションの機能で様々なことができることを展示会等で実際に触って確認し、アクティブボードを選択。4台を2回に分けて導入し、試験的に活用中。
デュアルペンモードで板書
授業見学をさせていただいてまず驚いたのは、先生が一人でこの大きなスタンドを教室に移動させ、さっと準備して授業を開始なさったことだ。ご担当の高梨先生に伺うと「いつも一人ですから。」と非常に落ち着いた対応だった。
弊社としてはなかなかこのようには準備できないだろうと考えて、できるかぎり教室に常設をおすすめしている。
授業が始まるとまた驚かされた。デュアルペンモードは通常生徒が二人、あるいは先生と生徒での同時使用を想定しているが、高梨先生は先生ペンを黒、生徒ペンを赤、指タッチを選択モードに設定し、その3つを使いながら、かなり速いペースで板書を進め、黒板は一度も触らないという状況であった。このようにデュアルモードを使いこなしている授業を見たのは初めてだった。弊社のアクティブボードはペンの追随性が良いと好評をいただいているが、追随速度がやや遅くなるデュアルペンモードでは先生のスピードに完璧にはついていけていなかった。先生からはさらに速く正確にしてほしいとご要望をいただいている。ペンの反応の速さはやはり電子黒板を使用する際に重要なポイントであることを再認識させられた。
電子黒板にプリントを映して…
アクティブボードの活用については、単元によっては全く使用しないこともあるが、今回のようなプリント解説の授業や、図や画像、グラフ等を多用する単元は生徒の手元資料と同じものに板書を進めていけるし、板書を消す手間がないのは助かるというコメントをいただいた。保存した板書はPDFに変換し先生のブログで使用することもあるとのこと。
ボードの下部が前の生徒の頭でかくれてしまうという問題があったが、先生はカスタムページで上下にスクロールできるように設定し、板書が下までいったら、少し上にスクロールするという運用で対応なさっていた。これも同様の問題を抱えている学校様へはおすすめしたい。
アクティブボード導入後の変化としては授業のバリエーションが増え、導入時の興味喚起等がやりやすくなったとのことだった。今回は問題の解説授業であったが、是非違う内容の時も拝見させていただきたいと感じた。
授業が終了し「ごきげんよう」の挨拶の後、高梨先生は生徒とお話をしつつ、すばやくこの大きなスタンドを再び教室の外に出して、次の授業に向かわれた。